大会・中央委員会 あいさつ 第111回臨時大会(2016年2月18日)

大会・中央委員会 あいさつ 第111回臨時大会(2016年2月18日)

要求前進にむけ組合員の団結を

 今臨時大会の主な課題は、3つ。
秋闘から春闘へ
 1点目は、春闘の課題です。  昨秋闘では、8年ぶりに地域手当凍結が解除となり、この4月から人事委員会勧告による「本来の給与水準」になりました。  地域手当は「富山市在勤者のみ」のまま支給となりましたが、8年前に単に戻った訳ではありません。8年に及ぶ交渉の積み上げの結果、労使協議会で支給方法について検討を行うことを確認しました。県教組などとも連携し、労使の意見として人事委員会への調査依頼をはじめ富山県に相応しい支給方法の実現に向け取り組みを進めて行きます。  また、2015勧告では、「特例加算」による公民較差解消や労使確認を踏まえた医(二)表の号給増設がありました。人事委員会が労働基本制約の代償措置機関としてその役割を全うし、県当局も労使確認に沿った「給与条例」改正を約束したことは、社会正義を貫いたものであり大いに評価します。  連合は、昨年に引き続き賃金底上げ、格差解消を目指すとしており「暮らしの底上げキャンペーン」行動を提起。低賃金、未組織労働者と共に歩む社会共感を得る運動を進めるとしています。こうした働く者全体の運動にしていくためにも、まずこの春闘を官民一体となって取り組まなければなりません。
参議院選挙にむけて
 2つ目には、参議院選闘争についてです。選挙で選んだのは議員であり、絶対君主を選んだ訳ではありません。  強さと力と大きさばかりを追求するアペノミクスに希望はありません。アペノミクスの3年間、国民の暮らしは悪化する一方、マイナス金利ではバブルの懸念も。暮らしの視点で経済政策転換が必要です。  加えて、憲法は国民が政府に任せた国づくりの設計図であり、それに反する行為は国民が正さなくてはなりません。  「将来不安」「生活不安」「雇用不安」などをなくすための政治活動は労働組合の大事な役目です。そのためにも、働く者の目線で私たちの声を代弁する政治勢力の拡大が大切。参議院選挙比例「吉田ただとも」党首、4月魚津市議選「とびせ悦雄」議員必勝に向け取り組みを進めます。  組合員の皆さんのご支援をお願いします。
離籍役員選出について
 最後に組織強化・離籍役員の選出です。  県職労の新たな役員体制を鑑み、現在自治労富山県本部の副委員長の羽根正憲氏に新しく本部執行委員長の任に就くことを決意していただきました。手続きとして離籍信任投票が必要であり、ぜひ、満場一致で承認いただきたい。

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